背中は自分では見ることができず、そのため見る機会が少ないですよね。
ときどき、鏡でチェックしたり、他の人に見てもらったりして、背中のシミの有無を確認した方がいいですね。
それでは、背中にシミができる原因は何でしょうか?
目次
背中にシミができる3つの原因
背中にシミができる原因は大きく分けて3つあります。ニキビによる炎症性色素沈着、紫外線による老人性色素斑、ホルモンバランスの乱れによりターンオーバーが不十分になることの3つです。
ニキビの原因としては、皮脂分泌の過多、ストレス、肌トラブルが考えられます。
病気が原因の背中のシミもある
老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)
脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)とも言われます。中年になってから起こりやすい皮膚にできる良性の腫瘍です。
遺伝的要素や、紫外線による誘発などが原因とされます。
癜風(でんぷう)
癜風菌による皮膚の病気です。
汗をかき易い人に多く、背中の他、胸や腋など汗をかき易い場所に発生します。
自分で治すことができず、病院で処方される内服薬や外用薬で治療します。
光線性花弁状色素斑(こうせんせいかべんじょうしきそはん)
夏、長時間一気に太陽に当たって日焼けをした後、水ぶくれになり、シミとなって残るものです。
主に茶色や黒のシミで、レーザー治療が有効です。
皮膚がん
初期の皮膚がんは小さく、ほくろや湿疹、シミなどに見えます。急に発生したほくろや、どんどん大きくなるほくろがある場合は、皮膚科に行ってみると良いでしょう。
背中のシミを消すための対策と治療
背中のシミを消すには、美白化粧品の利用と、病院での治療が考えられます。
美白化粧品によるケアで背中のシミを消す
美白化粧品によるケアで大切なのは、化粧品の選び方です。
背中は化粧品を塗りにくく、またシミが広範囲に広がっているケースが多いです。
化粧水では流れてしまいますし、美容液では量が少なくすぐになくなってしまうので、広い背中にも使えて、保湿成分・美白成分が一本にまとまったオールインワンゲルがおススメです。
厚生労働省が許可した有効な成分が一定の濃度で配合されている『医薬部外品』を選ぶことも重要です。美白を謳っていても、十分な濃度の成分が含まれていない商品もあります。
実際に化粧品を使ったモニターテストが行われているものであれば、なお良いでしょう。
病院での治療で背中のシミを消す
シミにはいろいろな種類がありますので、シミの種類を診断してもらうことが治療の第一歩となります。
治療法としては、トレチノイン、ハイドロキノンという外用薬による治療、レーザー治療、光治療、ピーリング、高濃度ビタミンCの点滴や注射などがあります。
まとめ
普段見ることのない自分の背中ですが、いつの間にかシミができていることがあります。時には、人に見てもらったり鏡を使ったりして、チェックをしてみましょう。
シミが見つかったときには、まず皮膚科で見てもらうのがいいでしょう。シミの種類の診断をしてもらい、ケアや治療の方法を決めましょう。
美白化粧品を使う場合には、継続することが大切です。
いずれにしても、できてしまったからと諦めずに、背中のシミを消す対策をして、自信を持って背中のあいた服を着たいですね。